スフィーダ世田谷VS愛媛FCレディース [プレナスチャレンジリーグ]
だいぶ前のことになってしまったが、先週の日曜日サッカーを観に行ったのでそのことを少し。
観に行ったのはプレナスチャレンジリーグ第11節のスフィーダ世田谷VS愛媛FCレディースだ。僕的に世田谷の試合を観に行くのは2回目だったのだが、雨まじりの天気だったにもかかわらず、試合会場の大蔵総合運動場のスタンドはビッシリ。Jリーグが無いせいか、後はユニだけ着れば●●サポの出来上がりみたいな人もいて、みんなサッカーに飢えているんだなといった感じだ。ちなみに僕は、一平くんTシャツに世田谷のマフラーという、よくよく考えてみたらどっちの応援にいったのだ? という出で立ちだったのだけれど。
試合は、ピッチコンディションが夏の味スタっぽい感じで非常に良くなかったため、お互い長いボールを蹴り合うといった展開。その中で僕が気になったのは、愛媛の15番のFWの選手。DFラインとの駆け引きをするタイプのアタッカーで、オグリは中国で元気でやってるのかな? などと考えながら見ていた。愛媛は、15番の駆け引きや2列目の飛びだしから何度かDFラインの裏に抜けるもゴールを割れず。一方世田谷も、8番の田中選手のフリックや、両ワイドの選手の飛びだしからチャンスを作るがゴールには結びつかずである。
試合が動いたのは、後半も半ばを過ぎた70分。その前に2人の選手を交代し推進力を増した世田谷は、角度があるもののゴール近くでFKを得る。それまでセットプレーは山なりのボールが多かったのだが、15番の冨山選手が蹴ったボールは直接ゴールを狙うような鋭いもの。それを、7番の森選手が見事に合わせゴール! 森選手は6試合連続の17得点目で堂々のチャレンジリーグ得点王だ。ちなみに2位は13得点でエルフィン狭山の荒川恵理子選手。元代表を押さえてのランキングトップは凄いなぁ。
最後の最後で世田谷の選手が愛媛の選手をゴール付近で倒し、PKか? というシーンがあったのだが、どうやらペナルティエリアの外だった様子。荒れたピッチでラインが見えにくかったのだけど、これはドキッとした。が、最後の愛媛のFKもゴールを捉えることはできず、首位をキープする世田谷の勝利となった。
この日は雨まじりなうえ湿度が高くかなり蒸し暑かった。選手にとってはピッチと合わせてかなり厳しいコンディションだったと思うのだが、両チーム最後まで走りきったナイスゲームだった。そして、同じく厳しいコンディションの中90分間通して声を出し続けた両チームサポもおつかれさまででした。
この試合の会場だった大蔵総合競技場のスタンドはとても小さくて約500人の観客でかなり満員なのだが、それでも万単位でやっているJのスタンドの雰囲気とあまり変わらなかったりする。歓声や拍手、ヤジ、ため息でスタンドはとても賑やかだ。一方で、やっぱり応援や作法の違いがあって、それぞれ個性があるんだなと感じられてそれがまた楽しかったな。次お邪魔することがあれば、選手紹介の時「オイっ!」ていうところを「オーレっ!」て言わないように僕も慣れなきゃね。
一方、世田谷は現在チャレンジリーグ首位で昇格争いの中心にいるチームでもある。熱心に応援している人にとっては、きっと楽しくもヒリヒリするようなシーズンなんだろうな。僕は昇格争いというものを経験したことが無いし、チームが根付いてゆく過程を見守った経験も無い。それはもう横浜F・マリノスがこれまで様々なものをつかみ取ってきた伝統あるクラブだからなのだけれど、そんな(まるでマンガの『ORANGE』みたいな)経験をできちゃう人たちが実はちょっとうらやましかったりするのです。
ではでは。
スフィーダ世田谷FC VS常磐木学園高等学校 [プレナスチャレンジリーグ]
だいぶ前のことになってしまったが、ゴールデンウィークに初体験してしまったことをひとつ。それは何かというと、女子サッカー観戦なのである。
観戦したのは、5月5日のこどもの日に夢の島陸上競技場おこなわれた、プレナスチャレンジリーグ第5節スフィーダ世田谷FC VS常磐木学園高等学校だ。ちなみに〝チャレンジリーグ〟とは、1部である〝なでしこリーグ〟のすぐ下に位置する2部リーグで16チームがしのぎを削っている。
スフィーダ世田谷は一昨年ぐらいに、地元にもサッカークラブがあるんだと知ってずっと気になっていたのだけど、Jリーグと重なったりでなかなか観に行けずだったチーム。一方の常盤木学園は、言わずと知れた高校女子サッカーの女王だ。
しかし、マリノス以外の試合って去年仙台からの帰り、勢いで水戸ちゃんにを観戦して以来だ。
気になっていた割にはまるで予習しないでおジャマしたので、どんなチームなのか、どんな選手がいるのか分らず行ったのだが、それでも面白かった。世田谷は前からガンガンボールを取りにいく僕の好きなスタイル。ワンツーやヒールを多用したポストでラインの裏を狙う攻撃も縦に速くて迫力があった。一方の常盤木は両ワイドにスピードがあって、カウンターが鋭い印象。
試合は、世田谷が優勢に進めるも常盤木のカウンター一発に沈む惜しい敗戦だった。波状攻撃でかなり決定的なシーンも作ったのだけどね。
これで、もっとチームや選手のことが頭に入ってきたら観戦もずっと面白くなるだろう。6月の中断期間にもまた行けたらいいなと思っている。
が、実はちょっと気まずい点があって、世田谷の応援はユルネバから始まり大半がボカのチャントといった感じ。何だろね? このアウェー感(笑) 東京暮らしのくせに横浜のクラブを応援している僕が一方的に悪いんですが。