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FC東京VS横浜F・マリノス [J1リーグ]

湘南、鳥栖と連勝し、横浜F・マリノスがアウェーに乗り込んで戦う相手はこちらも3連勝中のFC東京。春先のホームゲームでは、3-2の大接戦を演じた侮れない相手である。そして、この試合で際立ったのは、F・マリノスのゲームコントロールの巧みさだった。

 

●試合データ

http://www.f-marinos.com/match/data/2013-08-17

 

ニッカンスポーツドットコムに「したたか中村俊輔 横浜「休憩」39分」という記事がアップされた。マリノスのアクチュアル・プレーイング・タイム(APT)がJ1最短の51分16秒であることから、止まっている時間にチームは休んでいるという内容だ。せめて、何でマリノスのAPTが短いのか専門家に聞くなり何なりすればいいのにとも思うのだが、説得力は微妙ながらも、ここまでマリノスが上手くゲームをコントロールしながらリーグ戦を戦ってきたのかな? という記事である。

 

IMG_3130.jpg

一方マリノスは2連勝はしたものの、先制後にカウンター狙いに切り替えゲームコントロールを計るも追いつかれるという試合を柏戦から3試合続けている。僕の中には、春先に戦った強い東京のイメージがあったので、一番注目していたのは〝強い東京を相手にカウンター狙いでゲームをコントロールしにいって上手く逃げ切れるのか?〟だった。

 

前半、立ち上がりこそ東京が攻勢に出るも残りはほぼマリノスペース。そして、前半31分、俊輔からの縦パスを左サイドで受けた兵藤が横方向にペナルティエリアに侵入。兵藤の股抜きパスを端戸がヒールで返すオシャレなワンツーからシュートコースを作りゴール右隅に流し込む。これは、完全に崩したかっこいいゴールだったなぁ。鮮やか!

 

 

1点を先制したマリノスは、この後ゾーンで守る意識を強めカウンターも急がないという、ゲームコントロールに入る。が、ラインを深くして専守防衛というよりは、アグレッシブなボール奪取で東京にボールを持たさず、後は自分たちのペースでパスを回しゲームを進めてゆくといった感じ。セカンドボール争いでも圧倒し、パーフェクトな前半を終える。ペースを握っていた証拠に、前半のポゼッションは全ての時間帯でマリノスが上回っていた。

 

が、後半に入ると一転東京が攻勢に出る。選手交代と布陣変更により圧力を強めた東京は、セカンドボールも拾わせずマリノスをゴール前に釘付けにする。ここで耐えられるかが勝負のポイントだったと思うのだが、マリノスは集中力高く守備のバランスを崩さない。後半15分をしのいだマリノスは後半中盤をイーブンの展開に戻し、そして逃げ切り体勢に入る終盤戦へ。

 

ここで、ここ数試合でマリノスに起こっている変化についてひとつ。それは選手交代だ。最初の選手交代は後半24、端戸→奈良輪。ここで切り札の学、もしくは藤田を入れて、前線からの守備+攻撃の活性化を計るのがこれまでの交代策だったと思うのだが、湘南戦から3試合続けて交代のファーストチョイスは奈良輪だ。また、逃げ切りのための小椋投入も3試合連続。これは、これまでのフレッシュなFW投入で前線からボールを追いかけさせ、あわよくば追加点という逃げ切り策から、より明確に〝守り〟に重点を置いた交代策にシフトしたんじゃないかとにらんでいるのだが、どうか?

 

選手交代によりギアをあげ、ゲームを閉めにかかるマリノス。そしてアディショナルタイムも目前に迫った44分、劇的な幕切れが訪れる。マルキーニョスを起点にしたカウンター、並走する俊輔がゴール正面の位置でボールを受けるも、前にはDFが3人。が、ここで切り返しの連続でDFを翻弄すると左足一閃。鋭いボールがゴールに突き刺さる。すっげーもん見ちゃったなぁ。この日スタジアムに押し掛けた5000人のトリコロールは、レジェンドの一端を目の当たりにした。

 

このミラクルゴールにより勝負は決し、マリノスは久々の無失点勝利。さて、マリノスはこの試合をコントロールできたのか? だが、ほぼパーフェクトにやってのけたと言っていい結果だったと思う。指揮官の饒舌な試合後コメントからもそれが伺えるし、小林の「自分たちの一番の強みはボールを持っているときも、持たれているときも強さを発揮できるところ」というコメントも自信があふれていて頼もしい。まあ、2点目取ったのが終了間際だったり、攻撃サッカーの東京の枠内シュートがたった1本だったという相手の出来の悪さは差し引いて考えなければならないのだけれど。

 

さてさて、味スタ向かうまでと味スタで感じたことを少々。

 

初めてフードコート行ったのだけど、あんまり混んでなくてマッタリ。クラフトビールは美味かったんだけど、Lサイズで1200円はちょっと高いかなぁ。

 

ビジターエリアは完全隔離じゃなくて、メインと(多分バックも?)のエリアには入れた。これならばスタグルの選択肢も増えるな。来年はウロウロしてみよう。

 

これぐらいだろうか。あとは、スタジアムに向かう途中外国人のポルトサポにあれこれ聞かれたんだけど、英語全然出て来なかったな(笑)。WWEで鍛えているので「オマエはクビだ!」とか、「オマエのケツにブーツをお見舞いしてやるぜ!」とか、ろくでもない言い回ししか覚えてない。でも、「フッキ、フッキ」言ってたら「トウキョウヴェルディ!」と帰ってきたので、外人さんも詳しいなと。目の肥えているであろう欧州サポだって、Jリーグを見に来るわけですよ!


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