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清水エスパルスVS横浜F・マリノス [ヤマザキナビスコカップ]

引き分け、もしくは敗戦でも条件次第では予選リーグを突破というナビスコ杯予選リーグ最終戦である。対戦相手の清水エスパルスは、消化試合ということもあってか六平、藤田らルーキーがスタメンに名を連ねるフレッシュな布陣。対してF・マリノスは、惜しみなくレギュラーを投入するベストメンバーでの試合となった。

 

●試合データ

http://www.f-marinos.com/match/data/2013-05-22

 

この試合、やはり注目されたのは監督の選手起用だろう。出場停止のドゥトラの代役は誰か? という部分はもちろんだが、有利な状況で予選リーグ最終戦を迎えられたことからベンチメンバーのスタメン起用も考えられた。が、ふたを開ければ負傷の榎本、出場停止のドゥトラ以外は完全にベストメンバーで確実に勝ちに行く布陣で試合に臨む。ドゥトラの代役は、初スタメンの奈良輪。そして、負傷の榎本に代わりにはナビ杯湘南戦で抜群のパフォーマンスを見せた六反が入る。

 

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試合序盤は、清水が激しく攻める展開。特にバレーは中澤とのマッチアップで互角の強さを見せ積極的なプレーでマリノスゴールを脅かす。が、決定的な場面も六反がナイスセーブで得点を許さない。すると、序盤を過ぎたあたりからは完全にマリノスが試合を支配する。特に目立ったのは右サイドの小林。1対1の局面では積極的に勝負を仕掛けチャンスを量産する。一方左サイドの奈良輪は、ドゥトラとは違った持ち味のプレーを見せる。俊輔や学に上手く使われながらサイドを積極的に攻め上がる姿は印象的だった。さほど点が入るような気配は無かったものの、引き分けでもOKなマリノスは、余裕のボール回しだった。そして前半終了間際、ついに均衡が崩れる。再三清水のDFラインの裏を取っていた学が、兵藤からのスルーパスを受け右サイドを突破。ゴール正面にフリーで待ち受けるマルキーニョスがパスを受け、あっさりと決めてみせる。ビューティフルゴールだが、清水ディフェンスがあまりにも脆い印象。特にヨンアピン不在の影響は大きそうだ。

 

そして後半に入ってもマリノスペースは変わらない。ボールを動かし、チャンスをうかがい続ける。そんな余裕持った展開の中、監督が1枚目のカードを切りマルキに替わって藤田を投入。すると直後に得点が生まれる。左サイドから奈良輪が早めのセンタリング。それをゴール前の藤田がドンピシャヘッドでネットを揺らす。奈良輪に駆け寄るチームメイトたちをよそに、控え目なガッツポーズの藤田の後ろ姿がえらくシブい。

 

IMGP8452.JPG

さらにチャンスは続き、この直後いい位置でのFK。俊輔が、清水の壁が近いと抗議するが主審、副審ともに認めず逆にイエローカード。しかし、その直後に俊輔が蹴ったボールは迫力だった。強めに蹴ったボールは猛スピードで壁の上ギリギリを狙ったもの。惜しくも壁に当たってしまったが、俊輔の意地が乗り移ったようなボールだった。

 

その後、清水に1点を返されてはしまったが、6分という長いロスタイムも危なげなく乗り切り試合終了。F・マリノスは、勝ってナビ杯の決勝トーナメントを決めたのだった。

 

やはり、監督がベスメンで試合に臨んだことには賛否があった。が、引き分けに終わった他会場の川崎-湘南、磐田-甲府も大差になる可能性は低くなく、確実に予選を突破するにはマリノスは引き分け以上を求められていたように思う。ここで、万が一敗退ということになればリカバリは不可能なわけで、二兎を追う以上ベスメン起用は必然だったのだろう。一方「引き分けを狙うなどという考えがあると、ろくなことにならない」と、指揮官も本気のコメントだ。全力を尽くさずに取れるタイトルなど1つも無い。これが樋口監督の考え方なのだ。

 

がしかし、清水に完勝したことでチームは良いイメージのままアウェー鳥栖戦を迎えることができる。連戦の最後の試合ということでコンディション的にはキツいだろうが、先週末仙台と好勝負を演じた経験もここで活きてくるに違いない。

 

というわけで、あと数十分したら鳥栖に向かって出発です。駅に着いたら6番乗り場でかしわうどんを食って、スタグルは今年もイブスキのホットドッグ狙いです。ベアスタはあんなカッコいいルックスのくせに、ギャルが一升瓶を並べて焼酎を売っている超ファンキーなスタジアムです。超楽しみです。

 

ではスタジアムで会いましょう。アディオス!


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