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名古屋グランパスVS横浜F・マリノス [J1リーグ]

アウェーでの新潟戦から2分け2敗と勝てないままゴールデンウィークを終えてしまったF・マリノス。指揮官からは「勝てない時期に入っている」と危機感を感じさせるコメントも。そんなGWの連戦も終わり、仕切り直したい名古屋戦は、GKがスポットライトを浴びるドラマチックな試合となった。

 

●試合データ

http://www.f-marinos.com/match/data/2013-05-11

 

主力2選手の欠場、結果の芳しくない2トップ、得意ではない豊田スタジアム。ネガティブになる要素はいくつもあったと思うのだが(むしろ気にしていたのは、豊スタから無事に帰って来れるかだったよ)、「サッカーはやってみないとわからない」が持論の僕は勝つ気満々で豊田スタジアムに乗り込んだのだけれど、まさかのあんな展開は予想していなかった。

 

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前半、試合は全体的に名古屋ペース。ペナルティエリアの中でフリーで打たせる場面も多々あったが、あちらも連敗中のチームらしくフィニッシュに迫力が無い。GW中のマリノスと同じような雰囲気を感じる。攻撃陣のクオリティは高かったし、玉田なんかは苦手にしているイメージが強くて嫌だったのだが。が、試合は白熱した展開ながら0-0でハーフタイムを迎える。ハーフタイムの修正力、ベンチの学の存在を考えればこれはプラン通りだろう。ゲームは期待をもって後半へ。

 

が、後半開始早々、小椋がペナルティエリア内でファウルを犯しPKを献上してしまう。この日の小椋は、出足の鋭いインターセプトも2度ほど見せていて、らしさを出せていたのだが、中澤などと話し合いを持っているシーンも見受けられ、まだフィットし切れていない様子。が、高い位置でのボール奪取は当然ショートカウンターのチャンスに結びつくわけで早くフィットしてチームに貢献してほしいところだ。むしろ、この日のように相手にボールを持たれる展開では力を発揮するように思う。樋口監督は、早くもここで動き小椋に替えて切り札の学を投入する。

 

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このPKで追いかける嫌な展開となるわけだが、後半18分、セットプレーで意外なほどあっさり同点に追いつく。俊輔のCKをマルキがピンポイントで合わせた素晴らしいゴールだったが、勝ち無しの期間にはこういうシュートがことごとく決まらなかった。Oh! マルキーニョス!! はやっぱり楽しい。

 

そして、10分後。素晴らしいプレーが生まれる。起点は哲也からのスローから。受けた小林が、高い位置でのディフェンスをかわし逆サイドのマルキにロングパス。素晴らしい胸トラップからクロスが上がり走り込んでフリーになっていた兵藤が決める。ニアで学が3人引きつけていたのも気持ちいい美しすぎるカウンターだった。樋口監督の学投入が地味に効いていたシーンであったとも思う。一方、ここ数試合いいプレーを続けていたパンゾーもやっと報われた形。良かった良かった。

 

がしかし、試合はこれで終わらない。ロスタイムに今度はPA内で小林が玉田を倒し再びPKを献上してしまう。この日の西村主審は、全体的に流し気味のジャッジが多い今シーズンの傾向に比べると、ちょっと笛が多い印象。しかし、PKを取る勇気がない審判が多い中、この展開でのPKは勇気あるなぁと思ったよ。が、一方で『サッカーの神様はつまんないことするなぁ』と思ったのも事実。

 

ここで樋口監督が、〝執拗な抗議〟によって退席処分にさせられてしまうのだが、これが結果的に良かった。スタンドは「ブーブー言っても仕方がない」ということから、この間に哲也コールに切り替え、俺らの守護神を信じて後押しするムードだ。一方、緊張するPKをなかなか蹴らせてもらえない玉田は嫌だっただろう。

 

そして、哲也がスタンドの期待に応えてくれるビッグセーブ! スタンドには、得点したかのような歓喜の叫びが響き渡る。決勝点と同じ価値がある、勝ち点3をつかみ取るビッグセーブだ。今シーズン、東京戦や川崎戦などドラマチックな幕切れは度々あるが、GKが主役というのは意外過ぎた。そして嬉し過ぎた。

 

今シーズンが終わったとき、どんな形であれ絶対に振り返られる試合だよね。どちらに勝ちが転がるか拮抗した試合ではあったけれど、少ないチャンスをきっちりモノにした素晴らしい試合だった。しかし、このあとリーグでは仙台、鳥栖と難敵が続く。名古屋は俊輔に関してはかなりしつこく潰しに来た感じはあったが、守備はこれまで対戦したチームの中でもユル目だったように思う。きっと、仙台や鳥栖はそんなに自由にはやらせてくれないだろう。それでも、この劇的勝利を良い流れへとつなげていってほしい。

 

でもその前に、ナビ杯の磐田戦だね。磐田も現状ではナビ杯よりリーグだろうから、メンバーを落としてくることも充分考えられる。どういったメンバーで勝ちにいくのか、磐田戦では采配できないとは言っても樋口監督の仕事は多いだろう。そして、いつでも準備万端な監督はきっとやってくれるさ。

 

さて、最後に無事に家に帰れたかですが、なんとかギリギリ電車に乗り込み滞り無く0時30分ごろに下北沢到着。しかし、スタジアムから駅まで30分以上かかるとは思わなかった。普段みたいに勝利の余韻に浸ってスタジアムで一服なんてやってたらヤバかったです(笑)


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